注意したい、渓流釣りにおいてのマナー

ひとり気ままに楽しむ趣味、というイメージが強い釣りですが、実は意外と暗黙のルールが多く存在します。それを知っている、知らないのとではほかの釣り人に対する印象も違いますし、趣味仲間を探しているならなおのことマナー違反をするわけにはいきませんね。初心者とは言え最低限おさえておきたいマナーはどんなものなのでしょうか。

◆釣りをする前に知っておきたいマナー

・何事も先行者優先で
釣りにおいて先にポイントに着いた先行者は、何事においても優先されます。どんな仕掛けを使って釣りをしているかにもよりますが、渓流釣りの場合多くがのべ竿を使って釣っているため、下流側から上流へ登っていくのが基本。ですがルアー釣りの場合はとくに関係ないため、先行者を追い抜きたい衝動に駆られるかもしれませんがそこはガマン。もちろん先行者の横をジャブジャブ歩いたり、騒いだりすることもマナー違反。せっかくの魚が驚いて逃げてしまいますので、絶対にしてはいけませんよ。どうしても上流側に行きたいのであれば一声かけ、了承を得てから行くようにしましょう。

また同じく釣ろうと思ったポイントに先行者がいた場合、その場所での釣りは避けるのがマナーとされています。ただシーズン中でほかへ移る場所がないという場合はできるだけ人の少ない場所を選び、下流側に陣取るのがベスト。初心者だから、ということではなく先行者を優先するという意味で心がけましょう。

・車を止める場所には気を付けて
渓流釣りに行くために欠かせない車を止める場所にも配慮が必要です。民家の前やすれ違いのできない道など、地元民に迷惑になるような場所への駐車は絶対に避けましょう。渓流釣り専用の駐車場が完備されている場所が圧倒的に少ない、ということもありますが多少ポイントから離れてしまうとしても迷惑にならないような場所を選んで駐車してください。

・入漁券、禁漁区は厳守を
渓流釣りというと大自然のなかを自由気ままに、というイメージなのですが実際は地元の漁協がきちんと管理をし、稚魚を放流するなどして数を減らさない努力をしています。そのため、ほとんどの釣り場では事前に入漁券を購入しておかなければ釣りはできません。そんなものなくても、と安易に購入せず釣りをすると密漁扱いとなり罰金が科せられることも。場所にもよりますがコンビニなどでも販売していますので、必ず購入しておきましょう。

そして同じく自然資源保護のため、シーズン中でも禁漁区が指定されているケースもあります。禁漁区に指定されている区域は解禁中であっても釣りは禁止。人がいないからとこっそり入ってはいけません。禁漁区に指定されているエリアには必ず看板などがありますのでシーズン中なのに人がいないな、と思ったら念のため周囲を確認してみましょう。

◆釣っている最中に気を付けたいマナー

・小さな魚はリリースを
渓流釣りだけでなく、釣り全体のマナーともなっていますね。自然資源保護のため、まだ成長途中の小さな魚は基本的には持って帰ってはいけません。一般的には15センチ以下となっていますが釣り場によってはリリースしなければならないサイズが指定されているため、釣り始める前に確認しておきましょう。せっかく釣れたのにもったいない、という気持ちはわかりますが長く渓流釣りを楽しむためでもあります。ですがもし小さな魚であっても不意に傷つけ、弱らせてしまった場合は持ち帰るのもアリ。せっかく釣れたものですので無理にリリースして死なせるより、持ち帰っておいしく頂きましょう。

・トイレはできるだけトイレで
釣りは非常に時間がかかるものなので、ときにはトイレに行きたくなることもあるでしょう。ですが目の前の川で用を足すのはやはりマナー違反。男性の場合気軽に用を足してしまう方もいるようですが、なかには魚が住める清流だから、と川の水を口にする方もいます。できるだけトイレで用を足すようにしてください。

しかし緊急事態など、どうしてもトイレまでガマンできないなら主流からできるだけ離れた茂みに穴を掘って用を足しましょう。使ったティッシュなどはそのまま埋めず、きちんと持ち帰るのも忘れずに。ただあくまで緊急的な場合のみですので、日常的に行うことは避けてくださいね。

この辺りが初心者でも知っておきたい最低限のマナーになります。とくに渓流釣りの場合は入漁券と先行者優先は絶対ですのでぜひ覚えておきましょう。マナーをきちんと守って釣りができれば、人が多いシーズン中でも気持ちよく楽しむことができます。無駄なトラブルを避けるためにもぜひ参考にしてくださいね。

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