「釣りの「深み」に触れよう」

釣りがある人生とない人生ではまったく「手応え」が異なってくるでしょう。当然、魚たちとのスリリングなやり取り以外にも、人生には楽しむべきことがたくさんあります。しかし、フィッシングによって得られるものは、そのような「刺激」だけではありません。

水場での遊びに一興を

釣りを除いた「水遊び」にも、いろんなバリエーションがあります。湖沼ならば、水鳥や周囲の緑を見物するのも一興です。川ならば石を使った水切りや、泳ぎも楽しめるでしょう。海ならサーフィン・ダイビング・ジェットスキーでスリルを得ることもできます。

しかしそれらの遊びにはすべて、人間的な「深み」とでも言うべきものがありません。すべてが即物的で、手軽で、「誰にでもできるカンタンなこと」です。釣りには、しかるべき準備も必要で、知識も要求されます。その「面倒さ」の中に、面白みがあります。ああでもない、こうでもないと難渋しながら釣った魚は釣り人に大きな喜びを与えてくれます。

難易度を上げて、デリケートな遊びを

さらに釣りの良いところは、難易度を自分で調整できる、ということです。ボウズを避けて数を釣りたいならば、池でのギル釣り、海でのサビキ釣りで満足できます。「いや、もう少し難しいターゲットを…」と思うならば、青物を狙ってルアーを投げてみるのも良いでしょう。さらに個々のサイズアップを狙うならば、よりデリケートな対応が必要です。

自ら難しい釣りに挑み、見事ターゲットを釣り上げたとき…きっと、全身が震えるような興奮を感じるでしょう。あえて難易度を上げて、「自分との闘い」ができるのも、釣りの魅力の1つです。決して他の水遊びでは体験できない種類の「深み」があります。

待つ時間も人生だ

常に魚が入れ食いするわけもありません。2時間、3時間粘ってようやく1匹、ということもあれば、1日中投げ続けても釣果が得られないこともあります。しかし、釣りにおいては、ターゲットを待つ時間も「緊張感」にあふれ、心を刺激してくれます。そして、「人生には待つ時間も必要だ」という1つの真理を、釣り人に教えてくれるものです。

繰り返しになりますが、釣りのない人生を生きるのも、自由です。決してそれを「薄っぺらい」と断じることはできません。しかし、釣りのある人生は、きっと釣りの無い人生よりも豊かな「厚み」を持ち、釣り人の生活をあらゆる意味で充実させてくれるでしょう。

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