釣った魚は危険がいっぱい!?

海釣りを楽しむなら、危険な魚の扱い方も知っておくべきです。上達してくると、昼間だけでなく夜釣りなど色々な時間帯に釣りに出かけることも増えてくるでしょう。ただ夜の暗いなかでは、うっかり毒のある魚を触ってしまうこともあります。危険な魚の特徴や毒を持っている部分をしっかり把握し、安全に釣りを楽しみましょう。

◆触ると大変!毒のある魚

魚のなかには、背ビレや胸ビレなどに毒のあるトゲを持っている魚がいます。有名なものでいうと、オコゼと呼ばれるハオコゼですね。背びれのトゲに毒があり、刺されてしまうと激しい痛みや腫れをともないます。人によっては吐き気や関節痛、高熱が出る場合もあるのであなどれません。ハオコゼのほかにはゴンズイ、アイゴやハチやミノカサゴなど。釣り上げたら真っ先にトゲの部分を取り除くようにしましょう。ちなみに長靴などで踏みつけてトゲを折ろうとする人が多いようですが、トゲが靴底を突き抜けてしまうこともあるそうです。魚バサミなど、専用の道具を使いましょう。

◆食べたら危険!な魚

魚は動物と違い、内臓や血液に強い毒性を持っているものがいます。代表的なものではフグで、免許を持っていないとさばいてはいけない法律があるくらい、猛毒を持っています。ほかにも釣りでは多くの毒を持つ魚を釣り上げる機会がありますので、強い毒をもつものだけでも覚えておくと安心です。

例えば実際に中毒となり、死亡したケースもある魚がアオブダイ。見た目は青く、沖縄など南方にいそうなきれいな魚なのですが肝臓に猛毒のパリトキシンと呼ばれるドクガ蓄積されていることもあります。毒の蓄積具合は個体によって違うため、食べても平気なこともあり「食べても無害な魚」と勘違いしている人も少なくありません。パリトキシンは加熱、塩漬けなど調理をしても分解されませんので釣り上げても絶対に口にしないようにしましょう。さらに同じパリトキシンを持っている魚では、ソウシハギがいます。こちらも内臓に致死量以上が含まれているため、食すのは厳禁。熱帯地方に棲息していましたが最近では瀬戸内海などでも釣り上げられることがあるそうですので、注意してください。

またサンゴ礁を周遊する、見た目がきれいな魚にはシガトキシン、通称シガテラ毒を持っているものが少なくありません。バラハタやオニカマス、イッテンフエダイなど魚に詳しくないと食べられそうな名前も多いので、気をつけましょう。

◆夜釣りをするなら、こんなことにも注意

さらに夜釣りをするならば、ダツがつっこんでくることにも注意しましょう。ダツは光にとても敏感で、光に向かって突進する性質があります。夜釣りの最中、不意に界面を照らしてしまうとそれが刺激となり、船にむかって飛んでくることもあるそうです。しかもダツのあごは細長く、とてもかたいため勢いをつけて飛んでくるとまるで矢のように刺さってしまうのだとか。体自体も細長いため水の抵抗を受けにくく、海面を抜けてもかなりのスピードで飛んでくるんだそうです。

そのため実際に船上にいた人に飛んできたダツが刺さり、死傷する事故も起きています。あまりのスピードで避けることもままならないといわれていますので、夜釣りの際は不用意にライトを海面に向けないようにしましょう。またアクセサリーが反射した光にも反応することがありますので、ナイトダイビングのときはアクセサリーは外すのがおすすめです。ダツの生息域は全世界の熱帯や温帯域。日本でいうと南西諸島や小笠原諸島、本州より南の海で多く見られるとのこと。この辺りで夜釣りをするときはぜひ気を付けてください。

車の運転も仕事も、そこそこ慣れてきた頃がいちばん危ないといわれていますね。釣りでも同じで、ある程度慣れてくると心にスキができます。毒のトゲにうっかり刺されてしまったり、普段なら絶対やらないようなミスをするときは大体慣れてきた頃のはず。しかし海には危険がいっぱいです。今一度危険を再認識し、気持ちを新たに海釣りへ出かけましょう。

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